カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞した女優たち

ルーニー・マーラ

個性的な女優

カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞した女優さんを紹介していますが、次はこちらも20代で女優賞を獲得した人を取り上げたい。キルスティン・ダンストとは違い、子役時代からではなくデビューしてから10年ちょっとで獲得したことを思えば、中々の経歴と言えます。その女優さんとは『ルーニー・マーラ』さんだ。父親はニューヨーク・ジャイアンツの副社長という令嬢であり、家系は名だたる名家出身というよくありがちな背景を持つ女性です。お金持ちだからという理由はあまり関係ありませんが、こうしたメディアにおいて親の背景というのは大きく絡んでくるものです。何気に利権関係で色々と渦巻くものもあったかもしれませんが、映画祭で賞を貰えたという点を見れば、ただコネがあったからとはいえないでしょう。

歴史や芸術性などを考えてのものなので、逆にそうした賄賂があったなら逆に不祥事になってしまうからだ。キルスティン・ダンストのメランコリア、その監督が特定人種に対しての差別的発言により追放されたが、作品はそのままノミネートしたままだったことを思えば製作者と作品との間に因縁めいたものはないと決めているのでしょう。

そんなルーニーさんについて、そのキャリアから見ていこう。

ルーニー・マーラの出演作として

ルーニー・マーラのデビューは2005年と、実はまだデビューして10年ちょっとしか経過していない、ハリウッドの中では若手の部類に含まれている。そんな彼女がカンヌ国際映画祭で女優賞を受賞したのは、デビューしてからちょうど10年目という記念すべき年のことだったのです。そんな彼女も、最初は下積み時代から経験しており、ようやく表舞台で注目を集めだしたのは2010年の頃からでした。

ヒロインとして

2010年にルーニーさんが出演した作品は『エルム街の悪夢』のリメイク版で、そのヒロインを演じたことで彼女の名前が世間的に注目を集めます。伝説的なホラー怪人であるフレディに悩まされるヒロイン・ナンシーを演じています。

また同年には『ソーシャル・ネットワーク』においてもヒロインに抜擢されたことから、デビューして5年が経過しようとしていた頃に、女優として注目を集めた。この段階ではそこまで有名、という程ではなかったものの、翌年にはスターダムへと導く彼女の代名詞ともなる作品に出演したことから注目度が高まっていった。

ドラゴン・タトゥーの女

ルーニー・マーラという女優が注目されだしたのは、日本でも公開されて大ヒットを記録した『ドラゴン・タトゥーの女』という2011年に公開された作品からです。この作品によってアカデミー賞で主演女優賞にもノミネートされるなど、高く評価された。ゴールデングローブ賞にも主演女優賞候補にノミネートされるなど、女優として躍進するきっかけを創りだした。

ではこの作品で彼女の何が凄かったのかというと、まさに体当たりな演技に見合った役作りが関係しているのです。その凄さとは、

役になりきるため、体中に本当にピアスの穴を開けてしまう

レイプシーンでは実際に裸になって挑んだ

この2つだ。どちらも女性ならば意識して避けたいと感じる、後者はもちろんとしても前者にしては耳ならばともかく、他の部分にまでピアスを開けたいとは思わないはずだ。彼女の凄いところはなんと乳首にまでピアスを開けているので、プロの役者魂を感じさせます。レイプシーンでも演技とはいえ、少なからず抵抗感を見せるところなのに、彼女は何一つ身に纏わないで挑んだというから凄い。劇中でそのシーン後に流れる彼女のシャワーシーンではその時に出来た痣が生々しく残っていたことからも、本当に裸でやっていたのが伺い知れます。

こぼれ話として

ちなみに同作品でスタント無しで裸一枚でレイプシーンに挑んだルーニーさんに対抗し、同作に出演しているヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲンも同様に裸で彼女かた受ける拷問シーンを演じようとしたという。レイプの復讐を果たす重要なシーンですが、この時裸で挑むと言った時、ルーニーさんはともかく撮影スタッフ全員の意向によりヨリックさんだけは裸で撮影に望むことは却下されたとのこと。女性ならばまだしも、何を好き好んで男の全裸なんか見なくちゃいけないんだ、といった心境だろうか。

撮影中は肌色のトランクスを身につけて、後にCG加工して裸でいるように見せているとのこと。これはこれで役者魂を侮辱させられたといえるかもしれません。

やはり凄い

カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞した、その経歴に見合うようにやはりルーニーさんも演者としてはここぞとばかりに根性を見せるようだ。正直彼女のように体当たりで何もかも演じられる役者など、この日本では数少ないでしょう。アイドル上がりの女優気取りしている者など比較になりません。それこそ、大企業の令嬢でもある彼女がそこまでのことをするなど誰が予想できることか。さすがにこの事に両親も抵抗を見せたのではないか、などと心配してしまいます。

ただそれだけルーニー・マーラという女優がハリウッドにおいても高く注目されだした証拠と言えるかもしれません。