カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞した女優たち

キルスティン・ダンストも

子役時代から活躍

ジュリエット・ビノシュのように往年の大女優と表現される人ならば過去の栄光から、三大映画祭の全てで女優賞を獲得していてもおかしくありません。それだけ高く評価されているという事実に変わりないのですから、評価されることを拒む人はいないでしょう。ただこうした映画賞は必ずしも名女優ばかりが受賞するばかりではない、時としてまだ30代、あるいは20代の女優が受賞することもあるのだ。作品の世界観に登場する女性を演じ、その表現力などが同年の作品と比べても特に際立つ魅力を放っていることからも、受賞に関係しているでしょう。

そもそもカンヌ国際映画祭では大衆的な基準で作品が選ばれるわけではなく、芸術的な側面で評価に値する作品が多いとも言われているくらいだ。それだけの評判を集めている中で、ここで紹介する女優賞を獲得した女優は、29歳で女優賞を勝ち得た『キルスティン・ダンスト』という女優さんに注目してみたい。

日本でも知っている人は知っているでしょう、ただ彼女はアメリカではキャリアの長い芸能人として知られ、若干3歳から既に業界で活動を始めていたというのだ。そうした経歴もあって、映画デビューしたのも若干9歳という年齢で銀幕デビューを果たしています。

90年代から注目を集めていた

キルスティン・ダンストが女優として注目を集めは締めたのが、1994年に公開された『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』という作品で少女吸血鬼クローディアを演じたことからだ。この役でゴールデングローブ賞助演女優賞にノミネートされたのです。受賞こそしませんでしたが、若干12歳でという点を鑑みれば十分すぎるでしょう。その後も若草物語などに出演して子役でありながら定評のある演技と実力を兼ね備えた将来を嘱望された一人として脚光を浴びていました。

そんな彼女が15歳で主演を決めた『キルスティン・ダンストの大統領に気をつけろ』という作品がヒット、次の主演作品である『チアーズ!』のヒットにより、ハリウッドで期待されている若手女優として認知されていった。そんな彼女に一つの転機が訪れます、それはとあるアメコミヒーローのヒロイン役に抜擢されたのです。

メリー・ジェーン・ワトソンとして

2002年から約五年間、日本でも人気の高い『スパイダーマン』で主人公が長年片思いを寄せ続けているヒロイン『メリー・ジェーン・ワトソン』という大役を獲得した。これにより、日本でも彼女のことを知るようになった人は増えていき、世界的に人気女優の仲間入りを果たした瞬間といえる。シリーズを通して見ても、その演技力は作品を追うごとに増していき、確実にキャリアを伸ばしていた。ハリウッドで活躍する子役の中では、およそ大成した例といえるでしょう。

子役というしがらみ

キルスティン・ダンストは良い方、という言い方は良くない。恐らく彼女を自戒する何か、そして良心の適切なフォローがあったからこそ、現在の彼女があるといえる。どうしてそんなことを言うのかといえば、ハリウッド映画に出演して世界的にスーパースターとなった子役たちのその後がとにかく酷いというニュースをよく耳にするためだ。中でも『マコーレー・カルキン』といえば、日本でも人気を博した『ホームアローンシリーズ』で主演を務めた役者だ。

彼はその後両親が引き起こしたトラブルに巻き込まれて俳優業を引退、その後はお騒がせ役として方々に迷惑をかけるまでになってしまった。他にも多くの子役たちが道を逸れてしまった事を考えると、キルスティン・ダンストの道は平坦に見えるようで弛まない努力が重ねられていったと見られます。

これまでの人生において

キルスティン・ダンストという女優について語ると、彼女ほど子役時代から順当にハリウッドという数多の実力者はもちろん、多種多様な役者が揃っている中で長年仕事に漏れること無く活動し続けられた、というだけでも凄いことだ。かつて世界的に人気を博した子役、ダニエル・ラドクリフやエマ・ワトソンなどと同じく成長してからも安定した人気を獲得し、子役時代とは違った印象を醸し出すことにより、役者として一歩成長した姿を魅せている。

そんな彼女もカンヌ国際映画祭で女優賞を受賞しているので、かつて人気子役と言われた中では躍進し続けているといえます。